シュタイナー教育の視点から

  1. 「生きる意志を育む」シュタイナー教育の視点から No18

    生きる意志を育む妊婦は自らのうちに胎児を育み、そして出産します。妊婦の子どもを産もうとする意志は男性からは計り知れない大きなものだと思います。しかし、お産は妊婦だけの行為ではありません。そこには胎児の生まれようという意志も働いているのだと思います。

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  2. 「お手本としての人間ならではの営み」シュタイナー教育の視点から No17

    お手本としての人間ならではの営み新生児は、二本足で直立して歩くことも、手と腕を使って行為することも、言葉を話すことも、考えることもできません。とても未分化、未発達の状態で生まれてきます。胎内では1人で生きていけるような状態にまでは成長しないので、生まれてから人間になっていく必要があります。

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  3. 「手仕事のリズムと繰り返し」シュタイナー教育の視点から No16

    手仕事のリズムと繰り返し10年前から園長をしている保育園は、いわゆるお勉強はしない、自然の中でたくさん体を動かし、動物の世話をし、給食は玄米で野菜たっぷり、といったちょっと変わった保育園。シュタイナー園ではありませんが、子どもたちはたくさん手仕事もしています。

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  4. 「紡ぎ車と保育室」シュタイナー教育の視点から No15

    紡ぎ車と保育室私が南沢シュタイナー子ども園でクラス担任をしていた頃の話です。工芸をしていた大叔母さんの足踏み紡ぎ車を譲り受けたので、冬の室内での自由遊びの時間に糸紡ぎをしていました。冬は羊毛を使った手仕事をたくさんします。5歳児は簡単な織り機で織物。

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  5. 「地球の呼吸人間の呼吸」シュタイナー教育の視点から No14 

    地球の呼吸人間の呼吸日本に暮らしていると、春夏秋冬の季節をはっきりと体験できますが、それはとても素晴らしいことではないかと思います。季節の巡り、四季のリズムを生活の中で、直接、感覚を通して体験することは、現代の都会での生活の中では、だんだん難しくなってきているようです。

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  6. 「人間らしい当たり前の生活の大切さ」シュタイナー教育の視点から No13 

    人間らしい当たり前の生活の大切さ今や「行動や身体のインターネット(IoB)」の時代。人の行動がAIにより分析予測され、自分がしたいこと、買いたいものなどの情報が送られてくる、自分で考えなくても自分の行動を決めてもらえる時代です。

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  7. 「健やかに育つための『おおい』」シュタイナー教育の視点からNo12

    健やかに育つための『おおい』子どもの今の姿には、三つの異なる質が混在しています。一つ目は遺伝による体質。その子どもの父方、母方のはるか昔からの血や遺伝の流れがあり、子どもの体の質として現れます。

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  8. 「バランスという器」シュタイナー教育の視点から No11

    バランスという器自分の体を健やかに育んでいくこと。これは生まれてから最初の7年間の大きな課題で、この時期に様々な運動能力も身につけていきます。行為するための道具としての自分の体を思いのままにコントロールできることは、自由で自発的な活動の基盤です。

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  9. 「子どもにとって見通しのきく生活」シュタイナー教育の視点から No10

    子どもにとって見通しのきく生活言葉だけで伝えようとしても、子どもに伝わらないことがよくあります。しかし子どもの眼の前で実際に行うと、何をしているかは一目瞭然で、子どもには簡単にわかります。言葉は抽象的で、行為は具体的なのです。

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  10. 「子育てのレシピ」シュタイナー教育の視点から No9

    子育てのレシピ料理が好きなので、地元の中華レストランのオーナーシェフによる料理教室に通ったことがあります。彼のお料理は中華ですが、化学調味料を一切使わず、素材の味を上手に活かした絶妙の味付けです。

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